江頭仏壇店の考えるお仏壇:感謝を伝える姿を繋ぐ場所

日本人に宿る、手を合わせるというDNA

私たち日本人は、多くの場所やタイミングでごく自然に手を合わせています。仏教の教えに接するときや感謝を表すときが多いようです。インドでは、右手は聖なもの(お釈迦様)、左手は不浄なもの(俗人)とも言われ、手を合わせることで仏の道に近づくとも言われています。私たち日本人は、生かされていることや、何かに感謝するときに手を合わせるDNAがあるのかもしれません。

江頭仏壇店が考える、お仏壇の役割

江頭仏壇店では、お仏壇には、二つの役割があると考えています。一つは先祖供養の場として自分にとって大切だった人を想い、亡き人と対話する場。もう一つは、仏様の教えを通して自分自身を見つめ直す場です。

先祖供養する場と書くと形式張った印象を受けるかもしれません。しかし供養は、自分にとって大切だった人を想い、亡き人と対話することから始めてみてください。あなたのご両親や祖父母など思い出深い人はもちろんのこと、楽しいこと、苦しいこと、悲しいこと、なんでもかまいません。子どもの運動会、入学式、成人式、結婚を報告するあなたの姿を、きっとお子様は見られているでしょう。きっとあなたのその姿を、引き継いでくれるしょう。

小さなお仏壇でかまいません。命を授かったことともに、感謝の思いで日々を過ごすことで、ご先祖様はいつも子孫を見守ってくれています。大難が中難に、中難が小難になるご加護いただいています。

お仏壇には自分自身を見つめ直す場という役割もあります。その本質は、お仏壇を購入することよりも、その後にお仏壇のある生活をどのように営むかが大切だと考えます。嬉しいときや、悩みごとがあるとき、仏様に向かい手を合わせる。毎日、仏様にお茶やご飯などをお供えして心をこめて挨拶をする。そこから心豊かな生活が生まれていくと考えます。心落ち着く場所に座し、包んでくれる暖かいものに手を合わせる。その場所が仏壇であってほしいと願います。